2019年6月9日日曜日

低温ハンダでIC(DIP)が外れる



まず、ICにつながっている全てのスルーホールを開通させます。
次に、たっぷりの低温ハンダで、ハンダ付けします。

盛った低温ハンダを、ハンダこてで温めながらICをこじると簡単に外れます。

ICが外れる理由は、低温ハンダが開通しているスルーホールに流入して、リードとスルーホールに接触して、くっついているわずかのハンダに低温ハンダが混ざり、この部分の融点が低くなり、液体になりやすくなるので外れます。
したがって、低温ハンダではんだ付けする前に、ICにつながっている全てのスルーホールを開通させることが必要ですし、これがコツとなります。
ここで言う開通とは、スルーホールにICのリードが入ったまま、ハンダで塞がっておらず、空気の流入が可能の隙間があることを言います。

低温ハンダによるIC取り外し

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